業界の発展を誓いあう
官民和やかに情報を交換
恒例となった沖建協の『新春の集い』が1月7日(金)午後6時、那覇市内のハーバービューホテル『彩海の間』で盛大に行われ、平成17年の新しい年の門出を盛大に祝った。集いには嘉数昇明副知事、渡口潔内閣府沖縄総合事務局次長、當銘芳二那覇市助役をはじめ、衆議院議員仲村正治・嘉数知賢・白保台一・西銘恒三郎、参議院議員西銘順志郎氏ら多数の来賓が出席し、会員らと賀詞を交換しあうなど約四百五十名余が参加し新年の到来を祝った。
主催者を代表して呉屋守將会長は災害の年だった昨年を振り返りながら、「相次ぐ台風の襲来や新潟中越地震での災害を目のあたりにして、改めて防災関係整備の必要性を痛感した。罹災された皆様に対し慎んでお見舞い申し上げるととともに、一日も早い再建を祈念したい」と、三位一体改革に伴う防災関連の補助金削減に懸念を表明した。
また、景気は全体的にゆるやかな回復傾向にあるが、業界は財政再建をふくめ厳しい環境に直面しているとし、「平成17年度予算は約2,834億円で4・2%の減となった。その中で、新石垣空港整備事業や大学院大学関連経費等が認められ、また懸念された三位一体改革で特別交付金が創設されたことは、重大な意味を持つと理解している。関係各位の奮闘にお礼申し上げたい。新年のスタートにあたり連携を強くして、攻めの姿勢をとっていきたい。関係各位のご指導をお願いしたい」と新年への決意を込め挨拶した。
来賓祝辞で稲嶺恵一沖縄県知事(代読嘉数昇明副知事)は「三位一体改革では国の特段の配慮をいただきお礼を申し上げたい。振興特別交付金の創設はまことに意義深い。沖縄振興に対する政府・与党の強い配慮が示されたことに、深く感謝の意を表したい。今後は諸制度を活かしつつ沖縄の振興を一層推進していたい」と祝辞を述べた。
また、沖縄総合事務局の渡口潔次長は「三位一体改革では目立った減少はないところに落ち着いた。技術力の評価を明確にしていきたい。特に工事成績の評価、優良会社の評価を明確にするよう努めていきたい。四月に新しい品確法ができる。価格だけで競争するのではなく、創意工夫を盛り込むというものだ。沖建協さんも創意工夫を用いていい仕事をしていただきたい。意見交換の場を多く持ちたいし、昼時間などを利用して積極的に交流をやっていただきたい」と挨拶。
来賓祝辞に続いて翁長那覇市長(當銘芳二助役代理)による乾杯が行われ、力強く平成17年の新春のスタートを祝った。
その後、賀詞交換、歓談、更にお楽しみ抽選会もあって遅くまで賑わった。
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