ISOと新技術講習会開く   平成16年09月10日

全国土木施工管理技士会連合会


 (社)全国土木施工管理技士会連合会と()全日本建設技術協会主催、沖縄県土木施工管理技士会(小波津英正会長)共催による平成16年度CPDS指定技術講習会「ISOと新技術」講習会が9月10日()午後1時から建労センターで開かれ、約60人が参加した。
 同講習会は、全国土木施工管理技士会連合で実施しているCPDS対象事業であり、受講者には学習時間のUNITが付与、登録される。
 今回の講習会では、公共工事における品質システムの「ISO9001」摘要工事と環境管理システムの「14001」モデル事業を中心に、これらの最近の動向などについて、()先端建設技術センターの内村研究第一部長が詳しく解説した。
 引き続き「建設業法改正のポイント」及び「現場に役立つ新技術」について、全国土木施工管理技士会連合会の猪熊専務が行った。建設業法の改正ポイントでは、国・県・地方公共団体が発注する建設工事の監理技術者の選任規定や講習会等の受講などについて詳しく説明した。また、現場に役立つ新技術の講習では、土木工事に欠かせない現場最前線での新技術・新工法の開発と活用の事例紹介を中心に解説した。
 内村氏によると、ISOマネージメントシステムとは、方針および目標を定め、その目標を達成するためのシステムで、ISO9001は1969年に品質監理のシステムに関する全世界に通用する基準のことである。
 その特徴は、ミスをゼロにすることではなく、「ミスが発生した場合に、その対応がキチンと出来るようにするシステム」で、いわば結果重視ではなく、プロセス重視である。
 その結果、管理責任が明らかになり、ミスの早期発見、ケアレスミスや無駄がなくなるなど、「システムの効率化が図れるようになる」とISOマネージメント導入のメリットを強調した。
 



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