秋の叙勲・褒章に渡嘉敷氏、國場氏の両氏が輝く   平成15年11月2日・3日


渡嘉敷元副会長が旭日双光章國場会長が黄綬褒章受章

16日にナハテラスで祝賀会

 今年秋の褒章、叙勲が11月2、3日発表され、國場幸一郎会長(71)が業務精励で黄綬褒章、渡嘉敷健男元副会長(70)が建設業振興功労で旭日双光章を受章した。
 國場氏は早大大学院で建築学を学び、昭和6年に伯父幸太郎らの興した沖縄の象徴的な企業、(資)國場組に昭和33年入社。以来、企画課長、噛場組工事部長、常務、専務、代表取締役副社長、代表取締役会長など45年にわたって同社発展の原動力となった。
 平成4年沖建協理事、平成5年副会長、平成10年に会長に就任し、卓越した指導力で業界発展に貢献したきた。特に昨年8月に策定された「沖縄振興計画」の中に地元企業優先活用の文言明記を求めて、県内経済界を巻き込んだ大きな運動を展開した。
 「戦後日本の建設業は米軍という媒体を通じて沖縄から始まった。近代的な建設機械を使った新しい手法で、沖縄の建設技術が国内で最高水準の時代があった」と指摘し、国や県に対して会員企業の受注拡大を精力的に訴えている。
 渡嘉敷氏は、昭和32年明治大学卒業。10年間琉球海運鰍ノ勤めたあと、昭和41年から渡嘉敷組に支配人として入社、復帰の年の昭和47年9月、株式会社に移行したのを機に同社代表取締役社長に就任し、現在に至っている。
 渡嘉敷組は、昭和5年創業という歴史のある老舗建設業だ。渡嘉敷氏が個人企業から株式組織に移行し、経営の近代化・合理化を促進し、優れた経営手腕で着実な発展を続けた。
 また、渡嘉敷氏は、昭和50年から現在に至るまで、沖建協、建災防県支部等の理事、副会長の要職を務め、業界組織の充実強化や県内建設業界の地位向上と発展に大きく貢献した。その功績が認められ、平成8年第48回国土建設週間では、建設大臣表彰の栄に浴した。
 今回の受章を機に、優れた識見と持ち前のリーダーシップをさらに発揮していく考えだ。
 又、建設業協会では、12月16日(火)1830からナハテラスにおいて、両氏の受章合同祝賀会を開催することになっている。 



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