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第54回通常総会開く | 平成15年5月16日 | |||||||
会員企業の優先活用と適正な評価を
沖建協(國場幸一郎会長)は5月16日(金)午後4時から、那覇市内のホテル日航那覇グランドキャッスルで第54回通常総会を開き、平成14年度事業報告や同収支決算を承認するとともに、平成15年度事業計画案並びに同収支予算案を審議し、原案通りすべて可決承認した。 また、理事辞任に伴う選任では、常務理事に仲里純男氏(前北部ダム統合管理事務所長)、國場幸一氏(國場組代表取締役)が新たに理事に選任された。 総会後の建設懇親会では、比嘉茂政副知事、山口修沖縄総合事務局次長、翁長那覇市長、嘉数・白保両衆院議員らも激励に駆けつけ、会員らと懇談した。 なお、総会に先立ち、建設会館株主総会及び平成15年度表彰式が行われた。表彰式では、県土木建築部優良建設業者表彰(土木・建築両部門)伝達式や全国建設業協会表彰、福祉共済団表彰、沖縄県建設業協会表彰などが行われた。 第54回通常総会は、前田副会長の開会に続いて國場会長が挨拶に立ち、「建設投資はピークの84兆円から昨年度は57兆円と3分の1も減った。沖縄も例にもれず、公共工事、民間工事とも落ち込むなど、大変厳しい経営環境にあり、県内業者の優先活用運動を積極的に進めてきた」と活動状況を報告。その上で、「昨年策定された新たな振計の付帯決議では、70%の地元企業受注目標を折り込み、その実現に向けて努力している」と展望を示すとともに、新しいビジネス分野への進出、変化する環境への積極的な取り組みを促した。 定款に従い、國場会長が議長を務め、上程された議案に審議に入った。議案は第1号議案平成14年度事業報告並びに同収支決算の承認に関する件、第2号議案平成15年度事業計画(案)並びに同収支予算(案)審議に関する件、第3号議案理事辞任に伴う選任の件―の3議案。慎重審議の結果、原案とおりすべて可決、承認された。 平成15年度事業計画では、わが国の経済が依然厳しい状態にあり、今後大きく回復することが期待できないことから、建設市場にも淘汰の波が押し寄せてくる、と現状を厳しく分析。その対応策として、企業経営の構造改革の促進や経営基盤の強化に務めるとともに、新分野進出への支援、CALS/ECへの対応、適正な入札契約の検討、ダンピング受注の排除対策を重点に事業活動を展開していくこととしている。 平成15年度事業計画 1.建設工事量の継続的拡大 2.公共事業への協会会員優先活用要請 3.「沖縄振興計画」の着実な推進 4.時代潮流に対応した市場環境、造注事業、新分野進出等への対応 5.ダンピング受注の排除対策 6.契約制度等の合理化並びに行政制度の充実推進 7.建設業の生産性の向上、その他の自助努力 8.人を大切にする建設業の実現 9.青年部会活動の推進 10.西海岸開発事業並びに那覇空港沖合展開、大学院大学の早期建設の推進、都心モノレールの延伸、北部振興策及び普天間基地代替地に関する調査研究 11.会議等 12.会員相互の親睦と検分を広めるため国内外の建設先進地視察研修の実施 13.建設関係功労者、優良事業所等の表彰 14.建設会館、沖縄建設労働者研修福祉センターの効率的運営 15.広報活動 賑わった建設懇親会
通常総会に引き続き、午後6時から「首里の間」で建設懇親会が賑やかに行われた。建設懇親会には、比嘉副知事はじめ、山口沖縄総合事務局次長、翁長那覇市長ら発注官庁から多数の来賓が出席し、会員らと和やかに懇談した。 懇親会で國場会長は、公共工事の会員企業への優先発注を強く訴えるとともに、技術力、経営力の向上、新たな分野における建設市場の開拓に積極的に取り組んでいく決意を述べた。 また来賓挨拶に立った稲嶺知事は(比嘉副知事代読)は「今年は新振計の実質的なスタートの年。承知のように、新振計の特徴は、格差是正から自立型経済の構築に重点を置いたことだが、本県は財政依存が高く、公共事業の果たす役割は重要である」と述べ、引き続き公共事業重視の姿勢を強調した。 続いて山口沖縄総合事務局次長が挨拶に立ち、「公共事業は全国的に削減傾向にあるが、全国に比べて、沖縄のインフラ整備は不充分。経済振興にインフラの整備は不可欠である。局としても今後も積極的にインフラ整備に取り組んでいきたい」と述べるとともに、経営基盤等の安定化や積極的な構造改善への取り組みを求めた。 この後、翁長那覇市長が力強く乾杯の音頭を取り、懇親に入った。 会長あいさつ 会長 國場幸一郎 一言ご挨拶を申し上げます。 本日は、平成15年度の表彰式並びに第54回通常総会を開催致しましたところ、会員皆様には多数ご出席を戴き、誠に有難うございます。 また、日頃から本会の事業活動に積極的にご協力をいただき、衷心より感謝申し上げる次第でございます。 さて、景気回復の兆しは依然として不透明な状況が続いておりますが、建設業界を取り巻く環境は、不透明どころの話ではなく、深刻な事態を迎えようとしております。 国の財政状況を見ますと、公共投資の規模は今後拡大していくことは期待できませんし、建設市場は熾烈な受注競争にさらされ、確実に淘汰の波が押し寄せてくるものと危惧している処であります。 このような状況に対して、私ども業界はどう対応すれば良いのでしょうか。企業としては、柔軟な発想のもと、生き残りをかけて経営の構造改革を積極的に促進し、経営基盤の強化に努めなければなりません。 一方、協会としては時代潮流に対応した新しい発想、新分野への進出への取り組みを重点活動に位置付け、意欲ある会員企業への支援を推進する所存であります。 どうか、会員皆様のご理解とご協力を賜わりますようお願い申し上げる次第でございます。 本日の総会では、以上申し上げました事業をはじめ、重要な事項を盛り込んだ議案を上程してございますので、審議がスムーズに進行できますようお願い申し上げまして、会長挨拶とさせていただきます。 沖縄県土木建築部優良建設業者表彰
土木部門 表彰対象工事名 「古宇利大橋橋梁整備第4期工事(下部工P4、P5、P6)」 南洋土建梶E鞄n嘉敷組・去R口建設特定建設工事共同企業体 南洋土建 株式会社 株式会社 渡嘉敷組 有限会社 山口建設 現場代理人 野島 惺 建築部門 表彰対象工事名 「新多良間空港旅客ターミナルビル建設工事(建築)」 先嶋建設 株式会社 現場代理人 平良 盛長 社団法人 全国建設業協会表彰受賞者(敬称略順不同) ■表彰規程第3条3号(感謝状)3名 小波津英正 株式会社 小波津組 代表取締役 黒島 正夫 先嶋建設 株式会社 代表取締役 東江 優 株式会社 東江建設 代表取締役 ■表彰規程第5条5号(表彰状)12社 合資会社 久比嘉建設 有限会社 賀数建設 株式会社 山洋開発 山城建設 合資会社 株式会社 佐次田組 伊良部工業 株式会社 琉球建設産業 株式会社 有限会社 上原組 株式会社 中村組 沖縄道路サービス株式会社 有限会社 孝夫組 株式会社 与那原建設 ■表彰規程第6条1号(表彰状)6名 照屋 昭光 金秀建設 株式会社 新里 久信 株式会社 國場組 照喜名朝太 株式会社 丸政土建 伊差川正子 仲本建設 株式会社 親泊 元恭 有限会社 富盛建設 伊波 前良 有限会社 宮城土建 建設業福祉共済団表彰(敬称略順不同) ■個人の部 4名 阿波根昌吉 社団法人沖縄県建設業協会本部理事 稲福 農善 社団法人沖縄県建設業協会本部理事 松川 勝弘 社団法人沖縄県建設業協会宮古支部副支部長 与儀 永次 社団法人沖縄県建設業協会八重山支部長 社団法人 沖縄県建設業協会表彰受賞者(敬称略順不同) ■表彰規程第3条2号(感謝状)4名 大城 元臣 大晋建設 株式会社 代表取締役 徳元 春雄 株式会社 徳元実業 代表取締役 國吉 眞治 有限会社 国吉組 代表取締役 山口 進 有限会社 山口建設 代表取締役 ■表彰規程第3条3号(感謝状)8名 國場 幸博 國幸興發 株式会社 代表取締役 仲真 良典 久米建設 株式会社 代表取締役 大城 輝光 合資会社 オーエム産業 会 長 瀬底 清則 株式会社 瀬底土建 常務取締役 有木 寛治 株式会社 南海建設 取締役会長 福地 裕幸 有限会社 福地組 取締役 神元 勇吉 株式会社 神元組 取締役会長 川満 忠雄 株式会社 第正建設 取締役専務 ■表彰規程第4条4号(表彰状)7社 石川建設 株式会社 大友建設 株式会社 沖縄道路メンテナンス 株式会社 株式会社 東江建設 有限会社 山口建設 株式会社 栄三建設 有限会社 先島メンテナンス ■表彰規程第5条1号(表彰状)8名 赤嶺 幸男 金秀建設 株式会社 田里 政弘 久米建設 株式会社 宮良 安隆 八重山興業 株式会社 喜舎場盛徳 合資会社 オーエム産業 島袋 秀光 株式会社 喜屋武建設 与那覇 正 株式会社 三和建設工業 津波 重光 光南建設 株式会社 桑江 隆 仲本建設 株式会社 |