第53回通常総会開く  平成14年5月17日
 新たな振興計画に期待
國場会長が続投

   沖建協(國場幸一郎会長)は5月17日(金)午後4時から、ホテル日航那覇グランドキャッスルで第53回通常総会を開き、平成13年度事業報告及び同収支決算、平成14年度事業計画案及び同収支予算案を審議、決定。また任期満了に伴う役員改選では、國場会長、前田裕継・津波保光両副会長の再任を決めるとともに、新副会長に翁長松信と呉屋守將両理事、専務理事に伊波彌三治氏をそれぞれ選出し、渡地政金氏も常務理事として再任された。
 総会後の建設懇親会には、比嘉副知事、霜上沖縄総合事務局次長、翁長那覇市長らも激励に駆けつけ、会員らと親しく懇談した。
 なお、総会に先立ち、建設会館株主総会並びに平成14年度表彰式が行われた。表彰式では、平成14年度土木建築部優良建設業者表彰(土木・建築両部門)伝達式や全国建設業協会表彰、沖縄県建設業協会表彰などが行われた。

 通常総会は、大城副会長の開会に続き國場会長が挨拶に立ち、「県内建設業を取り巻く環境は、公共事業の削減、民間需要の低迷による熾烈な受注競争もあって、企業体力は低下し、かつて経験したことのない危機的状況に直面している」との認識を示し、「このため、本会では公共工事における県内業者の受注機会拡大を大きな柱に据え、新たに策定される沖縄振興計画に、その文言を明記するように強く求めているところである」と1年を振り返った。その上で「時代の変化、環境の変化に対応していくことが重要であり、新しい発想による事業の転換、市場開拓に取り組まなければ成らない時期にきている」と述べた。
 定款に従い、國場会長が議長を務め、上程された3議案の審議に入った。第1号議案は平成13年度事業報告並びに同収支決算承認に関する件、第2号議案は平成14年度事業計画案並びに同収支予算案、第3号議案は役員改選の件。慎重審議の結果、3議案とも原案とおり承認、可決された。
 平成14年度事業計画では、建設業そのものが「淘汰の時代」に向かっていることを重視し、建設工事量の継続的拡大はじめ、会員優先活用要請や時代潮流に対応した新たな発想による市場環境、造注事業の調査・研究など、次の15事業を積極的に推進していく。

平成14年度事業
1.建設工事量の継続的拡大
2.公共事業への協会会員優先活用要請
3.時代潮流に対応した市場環境、造注事業の調査研究
4.「公正競争推進委員会」の継続的活 動、ダンピング受注の排除推進
5.契約制度等の合理化並びに行政制度 の充実推進
6.地方財政支援のための施策の実現方 を関係方面に働きかける
7.建設業の生産性の向上、その他の自 助努力
8.人を大切にする建設業の実現
9.青年部会活動の推進
10.西海岸開発事業並びに那覇空港沖合 展開、北部振興策及び普天間基地代替 地に関する情報収集
11.会議等
12.会員相互の親睦と見聞を広めるため 国内外の建設先進地視察研修の実施
13.建設関係功労者、優良事業所等の表 彰
14.建設会館、沖縄建設労働者研修福祉 センターの効率的運営
15.広報活動
16.その他

賑わった建設懇親会
 通常総会に引き続き、建設懇親会が行われた。建設懇親会には、比嘉副知事はじめ霜上沖縄総合事務局次長、翁長那覇市長ら発注官庁から多数の来賓が出席し、会員らと親しく懇談した。
 懇親会では、総会で選出された新正副会長が壇上に上がり、國場会長が建設業の県経済に果たしている役割の重要性を強調するとともに、会員企業に対しても変化に対応できるよう自助努力と奮起を求めた。
 続いて来賓挨拶に立った稲嶺知事(比嘉副知事代読)は「今年は復帰30周年の節目を迎え、沖縄新法も決まり、高率補助も認められた。また新たな沖縄振興開発計画もまもなく県案が決まる。新振計の特徴は格差是正から自立型経済の構築に重点を置いたことだが、本県は財政依存が高く、公共事業の果たす役割は重要である」と述べ、引き続き公共事業重視の姿勢をみせた。
続いて霜上沖縄総合事務局次長が挨拶に立ち、「全国の公共事業が一割減の中で、沖縄は前年比2.1%増。全国に比べてインフラ整備は不十分だ。経済振興にインフラの整備は不可欠であり、局としても今後とも積極的にインフラ整備に取り組んでいきたい」と祝辞を述べた。
この後、翁長那覇市長が力強く乾杯の音頭を取った。



沖縄県土木建築部優良建設業者表彰

土木部門
表彰対象工事名
「国道330号都市モノレール建設工事(下部工その10)
竃L神建設・潟nルテック特定建設工事共同企業体
◎現場代理人 竃L神建設 佐藤 義彦

建築部門
表彰対象工事名
「中部合同庁舎福祉・保健所棟新築工事(建築)」
椛蜿髑g・日進建設梶E虚l元工務店特定建設工事共同企業体
◎椛蜿髑g・日進建設梶E虚l元工務店
 現場代理人 椛蜿髑g 金城 武正


社団法人 全国建設業協会表彰受賞者

■表彰規程第3条3号(感謝状)3名
  阿波根昌吉 株式会社阿波根組 代表取締役会長
  大嶺 通安 株式会社大嶺組  代表取締役
  黒嶋 一雄 有限会社黒島組 代表取締役

■表彰規程第5条5号(表彰状)22社
  有限会社 吉田開発
  協栄海事土木 株式会社
  株式会社 屋比久建設
  合資会社 オーエム産業
  株式会社 丸政土建
  株式会社 沖永開発
  有限会社 崎間建設
  崎原土建 株式会社
  株式会社 丸新建設
  平安座総合開発 株式会社
  アサヒ建設 株式会社
  有限会社 宮城土建
  有限会社 運天組
  有限会社 山田建設
  宜野座建設 株式会社
  有限会社 具志堅建設
  株式会社 久高組
  有限会社 川田建設
  株式会社 大都建設
  砂川土木 有限会社
  有限会社 並木園
  仲地建設 株式会社

■表彰規程第6条1号(表彰状)6名
  亀島 徳昌 金秀建設 株式会社
  浦崎 永吉 株式会社 國場組
  島袋 宏正 合資会社 久比嘉建設
  神里 敏正 株式会社 瀬底土建
  我如古勇章 有限会社 仲間組
  長浜 恵光 株式会社 司組

建設業福祉共済団表彰
■個人の部 2名
  上里 孝三  社団法人 沖縄県建設業協会 理事
  福地 裕吉  社団法人 沖縄県建設業協会 理事


社団法人 沖縄県建設業協会表彰受賞者

■表彰規程第3条2号(感謝状)6名
  平良 武雄 大鏡建設株式会社  代表取締役
  大城  昂 株式会社ぐすく建設 代表取締役
  古謝 景光 株式会社東部土建 代表取締役
  仲本  巽 仲本建設株式会社 代表取締役
  仲間 秀夫 有限会社共立建設 代表取締役
  池間 隆守 株式会社南西建設 代表取締役

■表彰規程第3条3号(感謝状)1名
  宮城 千尋 大晋建設株式会社 専務取締役
  瀬底 清健 株式会社瀬底土建 専務取締役
  金城 松吉 株式会社金松組  代表取締役会長

■表彰規程第3条4号(感謝状)1名
  知花 節子 本部 総務部次長

■表彰規程第4条4号(表彰状)14社
  合資会社 久比嘉建設
  有限会社 高良建設
  株式会社 丸吉組
  琉球建設産業 株式会社
  有限会社 賀数建設
  有限会社 上原組
  株式会社 山洋開発
  株式会社 中村組
  山城建設 合資会社
  沖縄道路サービス 株式会社
  株式会社 佐次田組
  有限会社 孝夫組
  伊良部工業 株式会社
  株式会社 与那原建設

■表彰規程第5条1号(表彰状)14名
  饒平名栄三 金秀建設 株式会社
  池原 俊光 株式会社 國場組
  嘉手川重規 株式会社 大寛組
  平川 安雄 大鏡建設 株式会社
  漢那 正彦 株式会社 大米建設
  嘉数 盛茂 有限会社 まるやす建設
  大城 幸一 株式会社 大城組
  下地 恵紀 上榮建設 株式会社
  瑞慶覧博利 大永建設 株式会社
  伊波  進 仲本建設 株式会社
  金城 英順 光南建設 株式会社
  比嘉  司 株式会社 富士建設
  佐久川 廣 株式会社 松川建設
  又吉 和重 株式会社 信用組


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