防災システムを日常業務に取り込む仕組みづくりを
 防災リーダー緊急対策研修会を開催
平成29年8月22日
〜8月30日



講師の北野氏

 

24日には約90人の防災リーダーが参加



25日の北部地区での研修の様子

 


22日の宮古支部での研修の様子




PC環境設定に真剣に取り組む
参加者ら(23日、八重山支部)

 沖建協では、平成25年度から災害復旧支援システム(防災システム)の構築に取り組み、災害時の復旧支援等にも迅速に対応できるよう、会員企業の防災担当者向けの研修会等を実施している。8月22〜30日には県内各地で会員企業の防災リーダーを対象に沖縄県総合防災訓練前連携強化研修を実施した。このうち24日は建労センターで開催、約90人の防災リーダーが参加した。

 冒頭、久高唯和庶務課長は、7月に実施された県と陸上自衛隊共催の「美ら島レスキュー2017」で防災システムを擁し、他社との連携訓練を初めて行ったことを報告。訓練では、会員企業からの被災状況報告メールなどの反応が不十分だったとして、今回の研修では、9月の防災訓練に向け万全な体制で被災状況や情報収集、道路啓開に当たれるようスマホ機器等の設定や他社員へのメール転送方法などを再確認するよう呼びかけた。

 講師は、潟Wーサクセスの北野雅史氏が務め、緊急確認事項として@防災本部からのメールの転送処理と同時配信の設定AGPS付き写真を適切なサイズで送信するBGPS付き写真ファイルの管理と共有―の3つを挙げ、GmailやLINEなど一般的な汎用ツールを活用した災害時のコミュニケーション方法の確立を促した。また、各社が保有している資機材の情報を各所属支部のマップに反映させる方法について実践しながら確認した。

 北野氏は「日頃できないことは、有事には絶対できない」と強調。「防災システムを社内の日常業務の仕組みに組み込む成長型防災システムにしていきましょう」と呼びかけた。

 研修会はこのほか、22日に宮古支部、23日に八重山支部、25日と28日に北部地区、29・30日に南部〜中部地区を対象に開催、会員企業の担当者多数が参加した。







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