69名が土木・建築の基礎知識を学ぶ
 実践型人材育成講座閉講式

平成29年6月6日 



講座を修了した受講生ら
 



金良専務理事から修了証を受け取る受講生

   実践型人材育成講座の閉講式が6月6日、那覇市の那覇地域職業訓練センターで行われた。沖建協と沖縄県職業能力開発協会(仲本豊会長)が共催で実施しているもので、今年4月に入社した沖建協会員企業の新入社員69名が受講、約2ヶ月間のカリキュラムを終え、一人ひとりに修了証が手渡された。

 閉講式で職業能力開発協会の金良啓二専務理事は「これまでに210人の方が卒業し、現場で活躍している。皆さんも今回習得したことを実践して自分のものにしてほしい」と現場へ飛び立つ修了生らを激励。また、沖建協の源河忠雄常務理事は「この2ヶ月間多くのことを学んだと思うが、これからも学ぶことはたくさんある。建設業は資格制度が多い。建設業協会では資格取得を支援しているので、有資格者としてステップアップしてほしい。会社の看板を背負う人材となるようしっかり頑張って」とエールを送った。

 講座は土木コースと建築コースに分かれ、受講生らは座学による建築・土木の基礎学習をはじめ、測量・CADの実技など、現場で必要な知識などを習得した。

 研修を終えた噛場組の上原竜真さんと稲嶺匡大さんは「充実した研修だった。入社してすぐに現場に出るのは心配だったが、今回実践に近いことを学んで自信がついた。明日から早速現場に入るので、習得したことを活かして頑張りたい」と力強く抱負を語った。

 同講座は、業界への若年層の入職・定着を促進することを目的に厚生労働省の人材開発支援助成金を活用して実施。 受講にあたっては、訓練にかかる費用について一部助成が受けられ、職員採用に伴う研修費等の企業負担軽減を図ることができる。沖建協では、今後も引き続き制度の周知と活用を呼びかけていくことにしている。



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