■八重山支部
 県土建部に適正積算など求める


平成29年5月19日



宮城部長(右)に要請書を手渡す米盛支部長


 八重山支部(米盛博明支部長)は5月19日、県土木建築部を訪れ、地元企業優先活用や予定されている工事の早期発注などを要請した。

 要望事項は、八重山圏内で発注される工事の圏内企業優先活用や離島経費を考慮した適正積算、新空港アクセス道路(一般県道石垣空港線)の早期開通など。

 米盛支部長は、八重山圏域での発注工事が減少し、地元企業の経営環境が厳しい状況にあるが、地元の基幹産業の担い手として今後も地域貢献活動などに参加していくと言及。その上で「八重山地域の建設業の振興と発展に、特段の配慮をお願いしたい」と要請した。

 対応した土建部の宮城理部長は、八重山圏内での工事発注について、今後も可能な限り地元企業への発注を継続していくと説明。規模の大きい工事でも、分離・分割発注やJV発注などで、地元企業が参入できるよう考慮していくとした。

 適正積算については、建設機材の運搬費や技術者の渡航・宿泊費など、必要な経費をしっかり対応していくと回答。その上で「作業員の需要動向などについては、その時期等も含めて発注当初に予見できないことも多々あるが、必要額はしっかり対応する。発注段階で経費について不明瞭な点があれば、質疑してもらいたい」と話した。一般県道石垣空港線については、平得交差点〜市道タナドー線区間を、重点区間として整備を推進していると説明。その他の区間においても、平成31年度の完成に向け用地取得作業を進めているとともに、今年度は新轟橋の上部工や新宮良橋の下部工の発注を予定しているとした。

 八重山支部は、土建部への要請後、県農林水産部にも、地元業者優先発注などを要請した。



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