第67回通常総会を開催
 〜 新副会長に津波達也氏を選任
平成28年5月20日

第67回通常総会が開かれた

挨拶する下地会長
 
議案審議に臨む正副会長
 
改選により選ばれた執行部幹部
(左から上原氏、比嘉氏、下地氏、仲本氏、新里氏、津波氏)
 
各支部長に委嘱状が交付された
 第67回通常総会が5月20日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開催された。
 比嘉森廣副会長が開会挨拶に続き登壇した下地米蔵会長は、まず熊本地震で亡くなった方々へ哀悼の意を表するとともに、被災者にお見舞いを述べた。その後、下地会長は「県内建設業を取り巻く環境は緩やかながら景気回復基調の中、公共投資が底堅く、民間需要の拡大もあり、大きく変わってきた」と状況が好転し始めているとの認識を示した。
 一方で、「建設需要に伴う技術者・技能労働者不足問題は、建設業の健全な発展を阻害することから、業界にとって人材の確保・育成が喫緊の課題となっている」と指摘。また協会は地域経済や雇用を支え、県民の安全と安心を守るという業界の役割を示した上で、「昨今、国内で発生している地震や噴火などの自然災害へ迅速な対応を行うのも、地域の建設業である」と地域建設業の重要性を強調した。さらに「地域の建設業が役割を果たすためにも、企業が適正な利益を得られ、若者が夢を持って働ける産業でなければならない。協会では、改正品確法に基づく発注者責務が課せられたことにより、各市町村や関係機関に要請を行い、一定の成果が得られた。引き続き発注機関に働きかけを行っていく。これらを踏まえた今年度に実施する重要な事項を盛り込んだ議案を上程しているので、審議がスムーズに進行できるようお願いする」と呼びかけた。
 平成27年度の事業報告では、沖縄県建設業審議会へ参画し、県発注工事の最低制限価格の見直しを実現したこと、那覇空港滑走路増設事業に係る県内建設業者の受注機会確保の拡大、最低出資比率の引き上げを沖縄担当大臣や関係機関に要請して実現したと説明。また改正品確法に基づく運用指針の適正な実施を各市町村長に要請したほか、県企業局に対して同局発注工事における問題点の改善を求め、県市長会や県町村会などに技術者の適正な採用を要請したことなど積極的に要請活動を展開したことが報告された。また、災害復旧・防疫支援体制の整備拡充に向け、防災システム構築セミナーを実施したこと、沖縄総合事務局の「防災連絡会」への参画、沖縄県総合防災訓練(北中城村)への参画などの取り組みも紹介された。
 企業の社会的責任(CSR)への対応として、心臓病を患う翁長のあちゃんへの支援(200万円)を行ったと報告したほか、適正な入札・契約制度等を求め、沖縄総合事務局営繕部や県土木建築部、県企業局と意見交換会を実施したなどと説明した。
 その後、平成27年度決算報告では、事務局が決算概要を説明した後、吉田亨監事が監査報告を行い、全会一致で承認された。
 第2号議案の平成28年度事業計画(案)では、公共事業予算の安定的確保や社会資本整備の充実に向けた取り組み、公共事業への協会会員優先活用等に向けた要請、協会への加入促進・会員増強、建設業の担い手確保・育成対策の推進のため会員企業説明会の実施などを盛り込んだ案を示し、同年度予算案と共に承認された。
 また、任期満了に伴う役員改選が行われ、下地米蔵会長(椛蝠ト建設)、比嘉森廣副会長(南洋土建梶j、新里英正副会長(葛セ原組)、上原惠子副会長(滑ロ政工務店)、仲本豊副会長(樺本工業)が再任。新たに副会長として津波達也氏(渇ョ部土建)が選任された。仲本巽副会長(仲本建設梶jは退任した。
※改選結果は次の通り(敬称略)。
▽会長=下地米蔵
▽副会長=比嘉森廣、新里英正、上原惠子、津波達也、仲本豊
▽常務理事=源河忠雄
▽理事=仲泊栄次、仲程俊郎、山口明、新里勝則、手登根明、翁長淳、大石根幸順、太田美範、仲本巽、本田雅則、宮里佳斉、知念章、長濱忠盛、原田繁利、呉屋守孝、大村光昭、吉田亨、比嘉正敏、下地義治、玉城徹也、大M均、上原進、呉屋明、桃原芳道、徳元直光、森下正司、長田幸夫、平良正樹、友利勝人、米盛博明、砂川健、下地豊、津波克守、安谷屋智章、喜屋武忠
▽監事=安里邦夫、平良修一、城間貞
▽支部長=仲泊栄次(北部支部)、手登根明(中部支部)、本田雅則(浦添・西原支部)、呉屋守孝(那覇支部)、上原進(南部支部)、長田幸夫(宮古支部)、米盛博明(八重山支部)


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