実践型人材養成講座が終了
 〜 現場で必要な基礎知識習得
平成27年6月8日

講座を修了した受講生ら

金良専務理事から修了証を受け取る受講生
 沖縄県職業能力開発協会との共催で行っている実践型人材養成講座の修了式が6月8日、那覇市西の那覇地域職業訓練センターで行われ、受講生に修了証が手渡された。今年は土木10人、建築23人の計33人が修了した。
 同講座は主に沖建協の会員企業の新入社員が対象。受講生は約2カ月にわたり、土木工学や測量学の概論、建築概論、建築構造、安全衛生などの座学、測量やCADの実技などを通じて、現場で必要な知識などを身に付けた。県内の建設業界では新規学卒者の3年以内での離職率が2割〜3割と高い状況があるが、講座を受講することで、同年代の仲間ができるということもあり、新規学卒者の離職防止にも一定の効果が出ている。
 同講座の受講に際しては、厚生労働省のキャリア形成促進助成金を活用できることから、訓練にかかる費用について一部助成が受けられる。これにより企業の経済的負担が軽減される。
 閉講式で職業能力開発協会の金良啓二専務理事は「皆さんは将来、現場監督として活躍が期待されているので、講座で学んだことを現場で活かして、更に成長してほしい。また現場で会ったらお互いが声を掛け合えるように、絆を保ちこれからの建設業界を担ってほしい」と激励。沖建協の久高唯和庶務課長は「この2カ月間、基本的なことを学んだことで、やっとスタートラインに立ったところだと思う。これからも研修が続くが、会社の先輩を追い越せるよう日々勉強してほしい。そして様々な資格を取得して、会社に貢献できるよう頑張ってもらいたい」とエールを送った。


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