未来の産業人材育成事業に参画

平成27年5月29日

中学生に講話する久高課長
 沖建協では、若年者の就職支援を目的に、県が行っている「沖縄県産業・雇用拡大県民運動(みんなでグッジョブ運動)」の関連事業である未来の産業人材育成事業に参画している。事業の一環として実施されている職業人講話が5月29日、浦添市の同市立浦西中学校で行われ、沖建協から庶務課の久高唯和課長が講師として参加した。
 同事業は、県経済において重点産業に位置付けられているにも関わらず、人材確保や人材育成などに課題を抱えている建設産業、観光リゾート産業、医療産業、情報通信関連産業、物流・流通産業など7業種について、未来を担う産業人材の輩出に主眼を置いて、各業界から講師を派遣しての出前講座などを通して児童・生徒に業界への理解を深めてもらうのが狙い。
 久高課長は建設業の役割として@生活する上で必要な建物や道路をつくるAみんなの生活を災害などから守るB環境の保全と創造―の3つを紹介。久高課長は建設業について、とび職、大工など様々な職種があり、建物を造る場合、多くの人々が関わるので、コミュニケーションやチームワークが大事と強調。また建設業は構造物をつくるだけでなく、傷み具合を判断して必要があれば補修することもあるので、「まちのお医者さん」のようなものと説明したほか、構造物が目印になったりすることから、地図に残る仕事でもあると紹介した。
 講話を聞いて生徒らは「つくるだけでなく、人を助けたり、守ったりしている」、「いろいろな人が関わっていることを知った」などと話し、建設業への理解を深めた様子が窺えた。


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