雇用管理責任者講習会を開催

平成27年2月10日

参加企業の雇用管理責任者らが受講した
 沖建協が平成20年度から実施している、「建設業務労働者就業機会確保事業」に係る雇用管理責任者講習会が2月10日、建労センターで開催された。講習会は、釜J働調査会の協力を得て40名が参加した。
建設業務労働者就業機会事業は、厚生労働大臣の認定・許可を受けた事業で、沖建協の会員企業が雇用する建設技能者を、他の会員企業の建設現場へ派遣出来る仕組み。事業に参加する企業は、雇用管理責任者の配置が必要となる。
 講習会では、講師を務めた社会保険労務士の木田修氏が就業機会確保事業の概要や、建設労働の実態・実状、建設雇用改善法等の関連法規、建設労働者の需給調整事業などのテーマについて講義した。
 木田氏は雇用管理責任者の職務について、@建設労働者の募集や雇入れおよび配置に関すること、A建設労働者の技能の向上に関すること、B建設労働者の職業生活上の環境整備に関すること、C労働者名簿および賃金台帳に関すること、D労災保険、雇用保険および中小企業退職金共済制度そのた建設労働者の福利厚生に関すること―などと説明。管理責任者として適切な対応を呼び掛けた。また、社会保険労務士の大城豊子氏からは、各種助成金の活用方法について紹介があった。
 沖建協では、人材不足対策にも効果が見込まれ、業界内における人材移動を円滑化し、人材不足解消に有効であるとし、更なる会員企業が参加するよう呼びかけ、手続きについてもサポートすることとしている。



  このページの先頭にもどる