沖建協主催「鉄筋・型枠技能訓練」がスタート
 〜 新人35名が土木・建築の基礎を学ぶ 〜
平成26年6月16日〜8月11日

第1回目の訓練に参加する鰍フうけん、竃原建設、椛謌齊O興建設、竃セ成建設の技能系職員ら。
 沖建協では、昨年度に急激な不足に陥った鉄筋組立工と型枠大工の技能工を育成する「鉄筋・型枠基礎技能訓練」を今年度からスタートしている。沖縄県商工労働部及び土木建築部が、厚生労働省の補正予算「地域人づくり事業」を活用して今年度から実施する「鉄筋・型枠基礎技能工育成マッチング事業」の実施団体として沖建協と会員企業とのコンソーシアム(事業共同体)選ばれたもの。
 事業メニューは、会員企業が求職者を正規雇用する「雇用型」と、技能研修を受講したのちに沖建協が就職を支援する「非雇用型」の2つあり、非雇用型は、ハローワークの求職者が鉄筋・型枠技能研修を受講するもので、給与等の助成は受けられないものの、研修修了後に就職面接会の開催等などで就職を支援する。
 一方、6月1日から第一期事業がスタートした雇用型は、ハローワークを介して会員企業が正規雇用した技能系新入社員をOFF−JT(社外研修)と会員企業の工事現場等におけるOJT(職場内教育)で育成するというスキーム。
 協会が実施するOFF‐JTでは2カ月間、座学や実技による学習(建築一般構造、建築施工法、鉄筋・型枠施工図作成、建築工事測量、鉄筋加工組立、鉄筋・型枠加工組立)が合計228時間にわたり行われる。座学ではCADによる図面作成の指導も受けられ、鉄筋・型枠の組立加工だけでなく、施工図面も作成できる職長クラスの人材育成を目指す内容。
 ひとり約17万円(社会保険料等を含む)の賃金が最長8カ月間助成されるほか、研修費用等の助成も受けられ、企業負担の軽減が図られる。また、社会保険未加入対策への対応策としても期待される。
 「雇用型」についてはすでに、第1回目の研修が6月16日からスタートしており、4社14名、18歳から45歳までの技能系の新入社員が参加している。
 研修初日には、沖建協本部の源河忠雄局長代理が挨拶し、「県の事業予算を活用するもので、しっかり勉強して基礎技能や施工に係る知識を身に付けて下さい」と挨拶し、受講者を激励。早速、初日のカリキュラムである建築一般構造の授業が行われた。
 本事業は今年度、雇用型4回、非雇用型3回の実施を予定しており、現在までに10社104名の採用が予定されているが、新たに参加希望する事業所については、協会事務局へお問い合わせするよう呼び掛けているが、新たに参加希望する事業所については、協会事務局へお問い合わせするよう呼び掛けている。



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