防災システム構築セミナーを開催

平成26年2月3〜6日

離島・本島の4カ所で延べ200名が受講した 
 沖建協では昨年9月、国交省が定めた災害時事業継続計画(BCP)に基づき防災体制を見直し、連絡方法や応急復旧支援などの災害時の対応について新たなシステムを構築した。
 この新システムの概念や仕組みを学ぶ「防災システム構築セミナー」が2月3日から宮古、八重山、本島北部、中南部の4カ所で開催され、会員企業の防災担当者ら延べ200名余りが参加した。
 説明に当たった源河忠雄事務局長代理はBCPの概念について、「民間企業である建設業者にとって、災害時の応急復旧活動と共に、速やかな事業再開を前提としている」と説明。特に中小企業が中心の地域建設業者にとって、経済基盤である人材や物資、資金などの資源が限られていることから、重要データの保存や災害時に社員やその家族の安否確認が行えるよう、災害時の情報伝達手段の確立が不可欠と訴えた。
 また、G Successの北野雅史氏はシステムの仕組みについて説明。新システムは有事に強いインターネット回線やスマートフォン、LINEやGドライブなどの無料クラウドを活用するなどとメリットを強調した。
 なお、沖建協では新システム導入に当たり、今回を含めて3度にわたって本セミナーを開催してきたが、4月以降は各支部の防災担当リーダーを中心に「災害時事業継続計画(BCP)セミナー」の開催を予定している。



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