新入社員を対象とした宿泊研修
 〜 会員企業の新入社員ら70名が参加〜
平成25年4月10〜12日

閉講式で挨拶する幸地常務理事

木工で車の製作をする新入社員たち
 会員企業の新入社員や、就職間もない若手社員を対象とした宿泊研修を4月10日から2泊3日の日程で、うるま市の県立石川青少年の家にて開催した。
本研修は若年労働者の業界への定着・促進を目的に(株)社会開発研究所(本社・東京)の協力を得て2年前から開始したもの。
 協会では、社員教育を目的とした各種研修を実施しており、今回の宿泊研修には新入社員ら70名が参加。入職3年未満の若手社員らが、話し方や身だしなみ等のビジネスマナーやビジネス文書の書き方、社内報告の仕方、組織行動の重要性などを学んだ。
 2日目には8班に分かれ、グループ作業で木工の車を製作。それぞれの班でどのような車をつくるか話し合い、企画のプレゼンテーションから製作、報告等を実践した。新入社員の多くがのこぎりや金づちの使用に苦戦しながらも、グループで話し合いを重ね試行錯誤の末に作品を作り上げた。
 「のこぎりや金づちを使ったことがあまりないので難しい」、「グループで協力しないと製作やプレゼンは上手くいかない。ほとんど初対面同士だが何度も話し合ってやっている」などの感想が聞かれ、宿泊研修については、「入社してまだ1週間で、会社では右も左も分からない状態。研修では新入社員同士、相談し合えるので心強い」、「ビジネスマナーなどの研修が受けられて良かった」などの意見が聞かれた。
 また、女性の参加者からは「業界には女性が少ないので同性の仲間が出来て嬉しい」との感想が笑顔で寄せられた。
最終日に行われた閉講式で、幸地維章常務理事が参加者に修了証書を授与し、「本研修で社会人としての知識等を学んだことは、今後に必ず役に立つと思う。これから様々な経験をする事で早く一人前になり、戦力となる事を期待している」と激励した。
 協会では、研修会を通じて社会人としての意識啓発や、業界内の仲間づくり、業界への知識を深めることで、新入社員の離職防止に努めていきたいとしている。



  このページの先頭にもどる