高等学校校長協会に要望書提出
 〜 普通高生の建設業入職促進を求める 〜
平成24年9月25日

大城進会長(左から3番目)に要請書を手渡す下地会長(同5番目)

建設業の魅力を伝え普通高生の入職を促した

 下地米蔵会長と大城元臣副会長らは9月25日、那覇市の旭町会館で県高等学校校長協会の大城進会長に対して、普通高校に通う生徒の建設業入職を促進するため、進路指導時に工業系(建築・土木学科)大学への進学などを積極的に紹介するよう要請した。
 要請の中で下地会長は「県内では公共事業費の回復が見込まれ、若者が明るい将来を描ける業界になっている。工業系の大学などに進学し、将来は建設業への入職を検討してもらいたい」として、学校現場での対応を大城進会長に求めた。
 また、同行した大城元臣副会長は「社員の多くがインフラ整備に携わる誇りと、建物や道路が出来上がったときの達成感をやりがいとしている」と述べ、建設業がものづくり産業であることを強調。
 小谷和幸常務理事も、技術系の仕事は年数を経るごとに評価が上がることや、多業種で構成されるために普通高生にもやりがいのある仕事が見つかるなどと説明。建設業の魅力をアピールした。
 これに対して大城進会長は「『達成感』こそ今の子どもたちに必要。新たな試みとして普通高校でも積極的に建設業について紹介していきたい」と快諾した。
 今後は、沖建協の各支部長がそれぞれの地域の普通高校に同様の要請を行うとともに「建設業界ガイドブック」を寄贈する。同ガイドブックには東日本大震災における建設業者の活躍や、建設業33業種の解説が掲載され、進路指導のツールとして活用される。



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