「県内建設企業の活用」求め要請活動
 〜 オリオンビール(株)の嘉手苅社長らと面会 〜
平成24年8月7日

嘉手苅社長(左から2番目)に要請書を渡す下地会長

 民間大型工事への「県内建設企業の活用」を求める要請活動を8月7日、浦添市のオリオンビール(株)(嘉手苅義男社長)に対して実施した。同社が本部町備瀬区のエキスポランド跡地に計画中のリゾートホテル建設について行ったもので、「オール沖縄体制」で受注できるよう、強く求めた。
 現在同社は、東京急行電鉄(株)の関連会社である(株)東急設計コンサルタント(ともに東京都)に依頼し、リゾートホテルの設計業務を進めている。敷地面積は約3万3千平方メートル(約1万坪)で、総客室数250室を予定。現在、平成26年4月の開業を目指し計画を進めている。
 要請を行った下地会長、大城元臣、名嘉謙、比嘉森廣、上原恵子の4副会長らは、同社の嘉手苅義男社長、新垣昌光、高良典正の両専務らと面会した。
 下地会長は嘉手苅社長らに要請書を読み上げ、「公共事業が激減し、県内建設企業は厳しい経営状況にある。貴社の計画するホテル建設は数少ない大型建築工事として期待を寄せているところ」と説明し、県内業者が厳しい経営状況にあることを訴えた。
 続けて、県内業者への発注は県経済の改善にもつながると指摘し、「オール沖縄体制で請け負わせていただきたい」と要望。また、県内業者による大型工事の施工例を挙げながら、技術力の高さをアピールした。
 これに対して嘉手苅社長は、「『共存共栄』と『地域社会への貢献』は、創業者・具志堅宗精の代から掲げてきた経営理念」と語り、「経営理念に基づき、できる限り地元業者に発注していきたい」と回答。優先発注に前向きな姿勢を示した。
 要請終了後、下地会長は「要請の趣旨を理解していただけたと思う。発注金額が大きい分、県内業者がより多く参入出来るようにしたい」と感想を述べた。



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