新入社員を対象とした宿泊研修
 〜 会員企業の若手社員48名が参加 〜
平成24年4月11〜13日
 
48名の若手社員が参加した

巣箱を製作する参加者ら

 会員企業の入社3年以内及び30歳未満の社員を対象とした新入社員研修を、4月11日から2泊3日の日程で、県立石川青少年の家で実施した。静岡県にある全国建設業訓練協会富士教育訓練センター(才賀清二郎会長)から講師を招き、会員企業22社の若手社員48名が研修に参加した。
 本研修は協会が昨年度から実施しているもので、若年労働者の入職促進事業や、定着促進事業の一環として行っている。社会人としてのマナーやルールを習得し、組織行動の重要性や業界への理解を深める内容となっている。
 研修2日目に行われた組織行動の実践では、6グループに分かれ小鳥の巣箱と沖縄らしい木工作品の製作に取り組んだ。参加者のほとんどが初対面同士であったが、設計から製作まで力を合わせて作業に当たった。
 途中、参加者に感想を聞くと「初対面同士だが、お互い知恵を出し合って頑張りたい。つくるからにはいいものをつくりたい」と意気込みを語った。入社したばかりの新入社員は、「入社2年目以上の先輩が指示を出したり、引っ張ってくれているので心強い」との感想を寄せ、グループ内で自然と役割分担が出来ている様子だった。
 同センターの菅井文明専務理事は、「若い社員は悩みを相談できないまま離職するケースが多い。相談できる先輩や仲間がいることが重要。離職防止効果が期待される」と研修の効果を説明。技術指導を行っていた安達貢講師は、「沖縄の研修生は能力も意識も高く、自分たちの力で作業が行える」と感心した様子だった。
 また、3日間の研修を終えて参加者から、「同業者間で横のつながりが出来て良かった」「将来本研修に参加した仲間たちとどこかの現場で仕事がしたい」「人前でのスピーチ訓練は、はじめは緊張したが練習することで改善できた」等の感想を寄せた。
 最終日に行われた閉講式で、幸地維章常務理事が参加者に修了証書を授与し、「本研修で社会人としての知識等を身につけたことは、今後仕事を遂行する上で必ず役に立つと思う。また、同じ釜の飯を食べ、今後とも交流と絆を深め、自分の行動には責任を持って自己完結能力をさらに高めて頂きたい」と激励した。




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