希少動物保護を目的とした絵画コンクールを開催
 〜 西表島と竹富町の小中学生53名が応募 〜
平成23年11月22日

入選した子ども達との記念撮影

啓蒙広報の看板の前で記念撮影
(最優秀賞の安里咲空良さん[高学年の部・左]と狩俣莉子さん[低学年の部・中央])

 西表島に生息する希少動物を交通事故等から守り、動物と共生できる豊かな町づくりを目指す、「2011イリオモテヤマネコと希少動物たちを守ろう!」と題する絵画コンクールの表彰式を、11月22日、西表島大原の仲間港旅客ターミナルで開催した。
 コンクールは、地域と連携した人材確保育成事業や社会貢献・広報啓発事業の一環として、竹富町との協賛及び、環境省と県の後援を得て実施した。
絵画は町内の小中学校から53点の応募があり、低学年の部では竹富小学校2年生の狩俣莉子さんが、高学年の部では大原小学校6年生の安里咲空良さんが、中学生の部では大原中学校1年生の安里光波留さんがそれぞれ最優秀賞を受賞した。そのほか、優秀賞等の作品15点が選ばれた。 
 表彰式は照屋義実会長、川満正人八重山支部副支部長、小谷和幸常務理事が出席し、竹富町の慶田盛安三教育長と関係者らと共に、受賞者や学校関係者、保護者等を招待し、和やかに行った。
 照屋会長は「素晴らしい作品が集まって大変感動した。西表島には世界的にも希少な野生動物が多く生息しているが、輪禍が後を絶たず大きな問題となっている。みなさんから協力いただいた絵をデザインとして啓蒙広告に使用し、島内に出入りする人たちに小動物保護の意義を広めたい。」と優れた作品が集まったことの喜びと、世界的に希少な同島の小動物を守るため、活動の重要性を説明した。
 慶田盛教育長は、「どの作品にも『ヤマネコが交通事故に遭わないようにするにはどうしたらいいか?』との温かい心があふれている。」と子どもたちの豊かな感性を讃えた。
中学生の部で最優秀賞を受賞した安里光波留さんは、「看板を見た人が、ヤマネコを守っていこうと思ってくれたらすごく嬉しい」と嬉しそうにコメントを寄せた。
 今回最優秀作品に選ばれた絵画は、啓蒙広告の看板にデザインされ、路上に出現する野生小動物への注意喚起のほか、ヤマネコの目撃情報等も掲示される。また、受賞した全作品は、12月2日(金)まで同ターミナルで展示される。



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