沖縄県総合防災訓練に参加
 〜 八重山支部会員らが啓開訓練等を実施 〜
平成23年9月2日
 手際よく啓開訓練作業を行う八重山支部会員ら

 本県の防災機関の連携や、対応状況を確認するための総合防災訓練が9月2日、石垣市八島町地先の埋立地(新港地区)を主会場として、竹富町、与那国町など八重山郡内全域で一斉に実施された。本協会からも八重山支部会員らが参加し、関係機関との連携を図った。
 この防災訓練は大規模地震等による各種災害の発生を想定し、防災関係機関の連携・対応状況を検証・確認するとともに、県民の防災意識の高揚を図ることを目的としている。今年で23回目を迎えるが、八重山地区での開催は平成16年以来。また、東日本大震災後に行う訓練としては初めての実施で、行政や自衛隊、市民団体など、92団体2,300人あまりが参加する大規模な訓練となった。

道路啓開を終えてから救出が開始された

 石垣島東方沖を震源として石垣市で震度6弱、竹富町で震度5強、与那国町で震度4の地震が発生し、地震の発生にあわせて大津波が襲来したと想定。車両、航空機、船舶など各資機材を投入して、被害の情報収集・伝達、災害対策本部運営、避難訓練・救助訓練・交通規制訓練、災害復旧訓練や被災者支援活動訓練など、実践的な4項23種類の訓練手順を流れに沿って実施、各機関の連携対応を確認した。

 本協会も、8月31日に県と締結した「防災基本協定」に基づいて参加した。災害発生後、県八重山土木事務所の要請を受けた八重山支部(黒島克史支部長)会員ら約60名が、協会統一ベストや復旧支援腕章を装着し、重機の誘導や道路啓開活動に伴う安全確保を行った。会員企業の迅速な対応により、道路啓開訓練や瓦礫撤去訓練が無事に行われた。



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