平成23年度 建産連通常総会を開催
 〜新副会長に仲元典充氏が就任〜
平成23年6月29日

23年度事業計画案が審議された
 
挨拶する照屋会長

 (社)沖縄県建設産業団体連合会(照屋義実会長)は6月29日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで第29回通常総会を開催した。
 建産連は、建設業界に関連する18団体が、建設産業全体の緊密な連絡協調体制を確立するために設立、業界を取り巻く様々な課題について積極的な取り組みを行っている。
 総会に先立ち、照屋会長が挨拶し、「東日本大震災被災地は、支援活動が第2段階を迎え、本格的な復旧・復興に向けた作業が始まろうとしている。建設需要も予想される一方で、資機材の不足や価格の高騰が懸念される状況にある。建産連としても被災地への支援を重視すると共に、地方建設業への影響を注視しながら事業活動を進める必要がある」と会員団体に呼び掛けた。
 議案審議では平成22年度事業報告が行われ、県内企業の海外進出に向けた調査を目的に、昨年11月にシンガポール視察研修を実施。コンベンション施設見学や、現地邦人企業と意見交換会を行った等の説明があった。また要請活動として、那覇空港拡張整備の早期実現やカジノ(統合リゾート)の誘致を、関係機関に求めたと説明があり、平成22年度収支決算報告と共に承認された。
 平成23年度事業計画案では、国交省が策定する構造改善事業の推進に努めるほか、在沖米海兵隊グアム移転後のインフラ整備や住宅建設等の受注に向けた調査、大型プロジェクトへの県内建設産業の積極的活用を要請することなどが提案された。
 最後に役員退任に伴う理事の選出が行われ、仲元典允氏(沖縄県建築士事務所協会会長)と、識名博之氏(沖縄県冷凍空調設備協会会長)が選任され、仲元氏が新副会長に就任。就任挨拶で、「皆さんと共に力を合わせ、この産業の発展のため尽力していきたい」と抱負を述べた。





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