新入社員等を対象とした宿泊研修を開催
 〜ビジネスマナーなどの研修プログラムを実施〜
平成23年6月1〜3日

2泊3日の日程で研修が行われた

終了証を手渡す幸地常務理事

 会員企業の新入社員等を対象とした宿泊研修を、6月1日から3日にかけて、うるま市の県立石川少年自然の家で実施した。この研修会は、富士教育訓練センターの協力を得て開催したもので、既に実践型人材養成システムで研修を受けた33名に加え、会員企業24社、総勢54名の新入社員が参加した。
 研修プログラムは、同センターの花輪孝樹講師が挨拶行動やビジネスマナーなどの基本礼節や、ビジネス文書の書き方や電話応対、スピーチ演習などの実践訓練を指導。また、技術士の安達貢氏や長岡聖一氏らが指導教官として人員確認、発声訓練、指差呼称など実際に建設現場で行われる訓練を行い、現場で役立つ充実した内容だった。
 初日には開講式が行われた後、早速『社会人としての責務』と題する講義があり、参加者は初めての講義を緊張した面持ちで聞いていたが、二人一組で行われた名刺交換などの実践演習では、参加者同士打ち解けて笑顔で話す姿も見られた。
 また最後の講義では、新人研修の総括として、『建設業と労働安全衛生』についての講義が行われ、現場に出る前に必要となる心構えが示された。
 最終日に行われた閉講式で、幸地維章常務理事が参加者に修了証書を授与し、「研修内容は建設業界で活躍する社会人としての心構えを促す内容で、参考になったのではないかと思う。職場復帰したら是非この経験を活かして欲しい。皆さんの成長が会社の発展につながるので頑張って下さい」と激励した。
 続いて研修生の代表者が挨拶し、「学生気分を捨て、研修を通して学んだことを現場で実践していきたい」と新たな決意で応えた。
 参加者からは、「電話応対など仕事にすぐに役立つ内容だった」、「建設業についての理解が深まり、自分も業界の一員として頑張りたいと思う」など、感想とともに今後の抱負が寄せられた。女性参加者からは、「同じ女性の仲間が出来て心強い」などの意見も聞かれた。
 また、研修会終了後の会社代表者(担当者)へアンケートしたところ、「社会人として基本的なことを学ぶと同時に仕事に対する意識も高まったと思う。現場に配属される前に今回の研修があったことはとても重要」、「新入社員のみならず中堅社員にも開催してほしい」等の声も寄せられた。
 本協会は宿泊研修を開催して、若年入職者の多くが入職後1年以内に離職する傾向があることから、@業界への知識を深める、A社会人としての自覚を持たせる、Bコミュニケーション能力を高めることで、離職の抑止効果となることに期待している。





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