青年部が第20回通常総会を開催
  〜新たな沖縄振興計画案についての講演会も行われる〜
平成23年5月11日

挨拶する上原青年部会長

沖縄振興計画(案)についての講演が行われた

 本協会の青年部会は5月11日、建労センターで第20回通常総会を開催し、平成22年度事業報告や、23年度の事業計画(案)等について審議を行った。
 はじめに上原進部会長が「本部会は、これまで、一般県民に対して、建設業への理解とイメージアップを図ることを目的として、フォトコンテストや献血キャンペーンなどの活動を行ってきた。昨年度の『第2回フォトコンテスト』では、145点もの応募があり、写真を通じて建設業に対する理解とイメージアップを図ることができた。また『献血キャンペーン』に関しては、これまでの協力に対して、赤十字社沖縄県支部から感謝状を受賞した。今年度も引き続き諸活動を活発に行うとともに、創立20周年の節目の年として記念事業を開催したい」と挨拶した。
 続いて平成22年度事業報告が行われ、沖縄総合事務局、沖縄県土木建築部との意見交換会や他県青年部会との意見交換会などの活動報告と、収支決算が報告されともに承認された。
 また平成23年度事業計画(案)の審議では「第3回フォトコンテスト」「献血キャンペーン」等の活動と「創立20周年記念事業」を実施する案が提案され、収支予算案とともに承認された。
 総会終了後には、県企画部企画調整課企画班の儀間秀樹班長と、土木建築部土木企画課の前村治主任技師による「沖縄21世紀ビジョン実現に向けての計画」について特別講演会が開催された。
 その中で、儀間班長は新たな沖縄振興計画について「これまで沖縄振興策のもと、一定の社会資本整備が整ったことで、県民のニーズも変化している」として、新たな沖縄振興の枠組みを現行と比較して説明を行った。新たな沖縄振興の枠組みでは「沖縄21世紀ビジョン基本計画」「沖縄振興一括交付金(仮称)」「国際物流経済特区構想」等(抜粋)の新事業等を含めた計画が柱となり、沖縄県が主体となって計画を進められるよう国に求めていくと説明した。
 続いて前村主任技師が「今回の基本的考え方では、県建設産業をリーディング産業として立て直すという強い思いのもと構想している」として、県建設業がアジア・太平洋地域に技術貢献出来るようなグローバル産業として発展させるためにも、沖縄独自の技術やノウハウを確立し、人的交流を活発にすることで、建設技術による国際ネットワークの構築を官民一体となって推進していきたいと説明した。
 最後の質疑応答で、参加者からGIX(グローバル・インターネット・エクスチェンジ)構想の実現についての質問があり、前村主任技師が「新たな計画の基本的考え方(案)」の基本施策で、沖縄と本土、アジア各地の間にGIXを拡充し通信関連産業の振興を図るとしている」との説明があった。
 参加者は50名で、質疑応答が活発に行われるなど、新しい振興計画に対する参加者の関心が伺えた。




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