建設業務労働者紹介事業の許可証が交付される
 〜新たに2社が登録を行う〜
平成23年4月7日

島田部長(右)から許可証を受け取る幸地常務理事

 本協会は、厚生労働省が推進する建設業務労働者就業機会確保事業への取り組みとして、平成20年度から建設業務有料職業紹介事業を行っている。
 この事業は、技能労働者の雇用安定を図るため、会員企業が雇用する技能労働者を、他の会員企業の工事現場に派遣できる制度。仕事がない期間も引き続き雇用を維持でき、優秀な人材育成にもつながる。
 一般的な派遣事業とは目的が異なるが、労働者派遣法に基づく一定の基準を満たし、厚生労働大臣からの許可を受けることが必要となる。
 一方、厚労省は偽装請負の排除に向けた取り組みを強化する方針を示している。
 システムの概要(図参照)は、本協会が建設労働者の雇用の改善等に関する法律に基づき、事業主団体として実施計画を提出。また、送出事業主は事業主団体が紹介・あっせんにより受入事業主と就業機会確保契約を締結する。契約は会員企業に限定され、送出期間は一年以内、送出人数は雇用する労働者数の5割以下などの制限があるものの、就業期間中の賃金は雇用契約等に基づき支払われる。
 今回新たに、前田建設梶i宜野湾市・仲地政和社長)と、滑ロ新建設(同市・新里太社長)の2社が許可取得業者として認定を受け、4月7日に沖縄労働局職業安定部で交付式が行われた。事業主として本協会も許可証の再交付を受けた。
 交付式では、島田博和職業安定部長から両社代表者と、幸地維章常務理事に許可証が手渡された。
 交付後、懇談の中で島田部長は、「全国の建設業協会の中で取り組んでいるのは4カ所だけ。特に貴協会の先駆的な取り組みに感謝している」と語った。
 これに対し幸地常務理事は、「今後も制度の周知を図り活用に努めたい。厳しい経済情勢の中、業界全体で雇用問題解決に向け努力している」と伝えた。
※登録会員企業(4月1日現在)
▼那覇支部:金秀建設梶A葛セ原組、共和産業梶A鰹ニ正組、▼南部支部:褐煢ョ組、椛謌鼬嚼ン、鰹ニ屋土建、南部鋪道梶A▼浦添・西原支部:渇ォ永開発、座波建設梶A樺I原組、挙圏m建設、牧港建設梶A鰍閧繧、せき建設、▼中部支部:上門工業梶A太田建設梶A牛窓g組、葛建設、椛蜍サ建設、仲本建設梶A樺本工業、兜x士建設、前田建設梶A滑ロ新建設、▼北部支部:虚x島建設。






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