建築技能研修が終了
 〜受講者11名に修了証を授与〜
平成23年3月4日

技能研修を修了した受講者(左から3番目が玉城講師、5番目が宮城講師)

 本協会は、県と共催する「建築躯体工事(型枠・鉄筋)技能研修」の修了式を3月4日、建設会館で行った。
この研修会は平成20年度から、「雇用最適化支援事業」として開催しており、経験を問わず無料で受講することができることや、就職相談や職業紹介など就職支援制度も開設しているため、好評を博している。
1月11日の開始式から2ヶ月にわたって講義が行われ、前半は建設会館で講義や製図の実習を行い、後半は県職業能力開発協会で型枠・鉄筋を組む実習などを行い、躯体工事の基礎を学んだ。
修了式では小谷和幸常務理事から、「建築物は現場で働く職人さんや、技能労働者一人一人の技術と技能の結集ででき上がる。研修で味わったつくる喜びや達成感を、現場で実際にいかして欲しい」と挨拶したのち、受講者一人一人に修了証を授与した。
講師を務めた1級建築施工管理技士の玉城保氏からは、「チームワークが非常に良く、伊江島への現場見学もできて楽しい研修だった。この経験を糧に頑張って欲しい」と受講者を激励した。
11回目となる今回は最終年度最後の研修として、17人が受講し、そのうち女性3人を含む11人に修了証が授与された。既に2人が就職決定しており、昨年の実績を上回る結果となった。
 受講者からは、「非常に良い制度なので是非継続して欲しい」と事業の終了を惜しむ声が聞かれた。女性受講者の1人は、「製図を引く経験ができてとても楽しかった。修了後は新たにCADのスキルを習得して、建設業界で就職できるようにスキルアップを図りたい」と今後の抱負を語った。


型枠を組む実習

完成した型枠



  このページの先頭にもどる