平成22年度 沖縄県建設雇用改善推進大会
  〜 建設雇用改善事業所等に表彰状 
平成22年11月9日

挨拶する照屋会長

代読する上原副知事

挨拶する森川労働局長

挨拶する安田統括所長

代読する黒澤調整官
 毎年11月の建設雇用改善推進月間(平成22年度スローガン『安心と誇りが仕事の活力』)に合わせ、11月9日本協会が主催し、沖縄県、沖縄労働局、(独)雇用・能力開発機構沖縄センター後援による平成22年度沖縄県建設雇用改善推進大会を、ホテル日航那覇グランドキャッスルで開催しました。大会は2部構成で行われ、第1部の式典では、照屋義実会長が「我が国経済はリーマンショック後、一進一退であるものの依然として厳しいが、公共工事の最低制限価格の引上げにより業界の景気には改善の兆しが伺え、雇用の場にも波及している」と述べられ、「社会資本整備の一翼を担う優れた人材の確保育成・定着促進及び安全対策に積極的に取組み、豊かで活力に満ちた社会を作れるよう努力したい」と主催者として挨拶されました。
続いて来賓挨拶が行われ、仲井眞弘多県知事(上原良幸副知事代読)が「建設業界は公共事業の縮小にともない厳しい経営環境に直面しているが、業界活性化を図るため関係機関との連携を強化し、技能労働者の育成確保、雇用環境の改善に向けた諸施策を積極的に展開していきたい」と県としてバックアップを図ることを表明されました。
沖縄労働局の森川善樹局長も「少子高齢化が急速に進展する中、将来的には建設技能労働者が不足に転じることが見込まれ、人材の育成が急務。厚生労働省としても建設業務労働者就業機会事業として労働力自給調整などの施策により、中長期的には若年者が生涯を託せる魅力ある産業への発展を推進したい」と厚労省の対応を述べました。
雇用・能力開発機構沖縄センターの安田信行統括所長から「雇用管理に必要な知識習得のための研修、労働力の確保と雇用安定のため雇用改善助成金、若年者入職促進及び定着のための実習など需給訓練の実施などにより、建設業の雇用環境の改善と能力の開発向上に向け支援していく」と業界の雇用改善への協力体制を述べられました。
また、沖縄総合事務局の竹澤正明局長(黒澤伸行公園・まちづくり調整官代読)は「今年度から来年度にかけて重点的に取組む具体的政策を網羅した国土交通省政策集2010の中で国土交通政策の目指すべき方向性を示しており、その中で建設技能労働者の育成を掲げている」と優秀な就業者育成に向けた取組みを示した。
続いて、建設雇用改善優良事業所及び、優良若年建設従事者の表彰が行われ、鞄煌ヤ土建(内間司代表取締役)及び滑ロ政工務店(上原恵子取締役)が沖縄県知事表彰を受賞、上原副知事より賞状が授与されました。また、沖縄県建設業協会長表彰では椛蝠ト建設(下地米蔵代表取締役)、樺鶴土建(仲本義光代表取締役)、轄闌ウ組(崎元永文代表取締役)が受賞し、照屋会長から表彰状と記念品を授与されました。また、優良若年建設従事者として具志堅豊氏(葛熄驛Lク建設)、外間正志氏・玉城欽也氏(噛場組)、城田博和氏、金城裕児氏(大晋建設梶j、安次富寛仁氏(琉球開発梶j、新垣保巳氏(鞄成建設)、銘苅章太氏(椛セ名嘉組)、儀間旬氏(オパス梶j、比嘉政也氏(金秀鉄工梶j、名嘉眞朝継氏((有)大協建設)、仲本瑛氏(仲本建設梶j、伊礼貴彦氏・諸見哲矢氏(樺本工業)、中曽根英明氏((有)福地組)、宮良剛氏(砂盛建設梶jの16名が受賞。更に、建退共制度制度の普及に貢献した事業主及び団体に贈られる独立行政法人勤労者退職金共済機構理事長表彰を、金城電気工事鰍ニ南部鋪道鰍ェ受賞、それぞれ代表者へ賞状が授与されました。
 第2部では、興南学園理事長・興南高校野球部監督の我喜屋優氏を講師として迎え、「目に見えないところに大きな力がある」をテーマに基調講演を行いました。同校野球部を甲子園春夏連覇に導いたのは「生活規律や社会教育を徹底した結果」とし「監督業は野球を教えることではなく子どもたちを世の中に送り出す仕事。目先の目標だけでなく、その先を見通せるよう『目に見えない人間の根っこ』の部分を育てることでより大きな力が生まれる。」と指摘されるなど、建設業界の課題である優秀な人材育成の指針となる講演内容でした。

我喜屋監督による基調講演が行われた
 
  表彰事業所及び若年建設従事者写真



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