第4回役員会 仲本副会長の国交大臣表彰受賞報告など
 〜沖総局から入札・契約に関する説明も〜
平成22年8月9日

沖総局の説明を聞く役員ら

挨拶する石塚技術管理官

照屋会長(左)表彰状を手にする仲本副会長(中)、宮里理事(右)

 沖建協の平成22年度第4回役員会が8月9日、浦添市の建労センターで行われた。
 役員会に先立ち、沖縄総合事務局開発建設部より「入札・契約に関する最近の動向」について説明された。開建部の石塚忠範技術管理官は「受発注者が対等の立場に立つためには、まずは受発注者間のコミュニケーションが大切である。双務性をいかに向上させるか、ということでそのための取り組みをしている。しかし、制度ができてもいかに運用するかが課題。皆様方からのご意見も頂き、発注者の意識も変えなければならない。協力してより良い社会資本整備ができるようにしたい」と挨拶し、平成21年度工事の契約状況について説明した。
 続いて平良正光技術管理課長が技術提案の評価結果の通知と問い合せ窓口の設置について、前田善久契約管理官が入札ボンドの試行拡大について解説した。
 役員会では、はじめに国土交通大臣表彰を受けた仲本巽副会長に祝い金が贈呈された。また、全国建設業協会では7月を「社会貢献活動推進月間」と定め、各県会員の中から災害支援やボランティア活動など、社会貢献活動を行っている会員に対し表彰を行っており、沖縄県からは長年の献血活動が評価され椛蜍サ建設(宮里辰秀社長)に建設業社会貢献活動推進月間功労者表彰が贈られ、その伝達が行われた。
 仲本副会長は「大臣表彰を受け、身に余る賞であり、皆様のご協力などで頂くができたと思う。大変ありがとうございました」と述べた。宮里社長も「平成元年から献血運動を実施し、毎年4月・10月に全社挙げて行いこの4月で9,919名のご協力を頂いた。皆様のご協力が今回の表彰に繋がった。今後ともご協力お願いしたい」と話した。
 開会挨拶で照屋義実会長は「11月の県知事選挙をにらみ、様々な動きが出てきた。協会のスタンスも決めなければならない。デリケートな問題も抱えており、慎重にやっていきたい」と説明した。
 議事では脱会1件、除名1件について審議が行われ、それぞれ承認された。
 その他事項では、参議院議員選挙での脇まさし議員の各支部、市町村別の得票数が発表されたほか、都道府県別の数字も発表された。
 続いて九州建設業協会土木委員会の報告が福地裕吉建設委員長より行われ、九州各県から「経審における客観点と主観点のバランス」「建設業の地位向上と発信力強化のための広報戦略構築・実践」など7つの課題及び回答が述べられ、「沖建協でも情報発信について、プレスリリースのセミナーを開催したい」と照屋会長が提案した。そして九建協建築委員会の報告が宮里辰秀建設副委員長より行われ、「最低制限価格の引上げ」「施工監理事務所への対応」などの課題及び回答が述べられた。また、これら委員会の幹事が今回から宮崎県となり、その席で沖建協の口蹄疫義捐金協力のお礼があったことも重ねて報告された。
 国土交通省の経営事項審査改正についての説明では、新経審において評価対象技術者が6カ月以上の雇用が求められること、再生企業に対する減点措置などが挙げられた。
 沖縄ダンプ協議会からの要請について、ダンプ労働者の単価改善、過積載根絶の指導強化など5点の要望事項が紹介された。(会報8月号P7に詳細)
 このほか、9月3日の平成22年度沖縄総合事務局防災訓練の実施要領や、建設業協会統一ベスト着用について、建設業のPRにもつながることから、清掃活動等のボランティアでの活用が呼びかけられた。

議事は次の通り
○議事
1.脱会について=(資)秀仁組(島袋秀仁無限責任社員)[北部支部]
2.除名について=(株)金松組(金城敦代表取締役)[南部支部]

○その他事項
1.参議院議員選挙結果について
2.九建協土木委員会報告
3.九建協建築委員会報告
4.経営事項審査改正について
5.全日本建設交運一般労働組合からの要請
6.防災訓練(地震・津波)について
7.建設業協会統一ベスト着用について



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