〜 雇用に対する認識を確認 〜
「平成18年度 沖縄県建設雇用改善推進大会」(主催・沖縄県、沖縄労働局、独立行政法人雇用・能力開発機構沖縄センター、(社)沖縄県建設業協会、協賛・沖縄県観光事業協同組合連合会)が16日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開催された。
「よりよい現場(しょくば)で働きたい!」のスローガンの下、開催された大会には関係者を中心に多くの関係者が出席、各表彰の表彰式や記念講演を通して雇用改善に対する認識を深めた。
大会では主催者から稲嶺惠一沖縄県知事(代読)が「雇用の現場は高齢者や女性、若年者などへの改善という課題が残っている。県としても雇用改善に向けた課題に対応した施策を積極的に推進していく」と挨拶した他、呉屋守將沖建協会長は「雇用改善については厳しい業界の状況もあり改善すべき点も残っている。今日ここに集まった皆さんにも雇用改善に向けて今後ともご尽力いただけるようお願いしたい」と述べた。
この他、片淵仁文沖縄労働局長(代読)、薗田勇二雇用能力開発機構沖縄センター統括所長がそれぞれ挨拶を行った後、柳澤伯夫構成労働大臣のメッセージが披露された。
続いて、竹林義久沖縄総合事務局長(代読)、岡田明久独立行政費法人雇用・能力開発機構理事長(代読)がそれぞれ祝辞を述べた。
その後、各賞の表彰が行われた他「建設業に働く若者からのメッセージ」で佳作入賞した(株)照正組の大城秀樹氏が朗読を行った。
また記念講演としてヒーリングライターの米盛智恵子氏が「笑いが止まらない楽分楽分(ラブラブ)人生」と題して講演が行われた。
講演で米盛氏は会場内の全員に黒砂糖を配り「黒砂糖は『クロザーター』。つまり『苦労が去った』という意味。毎日、甘えの許されない職場でみなさんは働いている。今日はクロザーターを食べて甘い心で話を聞いてもらいたい」と会場を和ませた。
講演で米盛氏は建設業に携わる人がまず建設業の持つイメージを変えていくことが重要だとして「汚い」「きつい」「危険」と呼ばれる3Kのイメージを「嬉多内」「嬉追」「嬉見」と文字をあて、喜びを生み出す業種だと指摘した他、「感動・感謝・歓喜」「キラキラ・キビキビ・キチンキチン」と言った新しい意味の3Kを提示。会場内の聴講者を壇上に上げるなどユニークな講演を繰り広げた。
各表彰の受賞者は次の通り(敬称略)
■沖縄県知事表彰
●建設雇用改善優良事業所
(有)川田建設(川田和彦代表取締役)、(有)黒島組(黒嶋克史代表取締役)、(株)平良土建(豊見山景順代表取締役)
■(社)沖縄県建設業協会長表彰
●建設雇用改善優良事業所
(株)丸真組(真志取正行代表取締役)、(株)技建(津波古勝三代表取締役)、(株)山中組(玉城政幸代表取締役)、(株)沖縄土木(当山喜一郎代表取締役)
「優良若年建設従事者」=赤池剛人、石川仁((株)沖創建設)、岸本恵太、田場五次((株)沖電工)、小波津道広((株)鏡原組)、柴田哲弥、池宮秀弥(金秀建設(株))、山里洋樹(共和産業(株))、真喜志潤((株)金城キク建設)、大城洋次、垣花隆人(大晋建設(株))、吉山猛、高良秀光((株)大米建設)、大城秀樹、照屋梨美((株)照正組)、宇江城健也((株)東恩納組)、前花正典((株)南成建設)、江洲大樹((株)豊神建設)、稲嶺盛太((株)太名嘉組)、又吉宣道((株)沖永開発)、仲宗根晋也(沖縄ピーシー(株))、上原則彦((株)南海建設)、饒平名知勝(牧港建設(株))、比嘉直((株)大興建設)、桃原祐二、吉野浩司((株)仲本工業)、照屋健順、仲宗根清栄((有)福地組)、宜野座勇((株)渡嘉敷組)、棚原喬((株)屋部土建)、仲村裕志((有)山口建設)、長間大吾(砂盛建設(株))
■沖縄県管工事業協同組合連合会会長表彰
●優良建設作業員
嶺井寿(名護市管工事業協同組合)、喜屋武忠、喜屋武健一(沖縄市管工事協同組合)、外間守俊、川端健一((株)工友社)
■独立行政法人勤労者退職金共済機構理事長表彰
●建設業退職金共済制度普及事業所
(株)仲本ファブテック(小橋川保代表取締役)、(有)田場組(田場兼公代表取締役)
■「建設業に働く若者からのメッセージ」入選作
●佳作(全国建設雇用改善推進大会)
「やりがいのある建設業」大城秀樹((株)照正組)
●特別賞(独立行政法人雇用・能力開発機構沖縄センター統括所長賞)
「建設業の事務員として」具志堅奈津代((株)仲本工業)、「幼い頃の憧れ」上原愛(金秀建設(株))
●特別賞((社)沖縄県建設業協会長賞)
「建設業との私の出会い」西原大裕((株)南西実業)
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